リバーシ ルール概要
1. ゲームの目的
8x8の盤上で、相手の石を自分の石で挟んでひっくり返し、最終的に自分の色の石が相手より多ければ勝利です。
2. プレイ人数
2人
3. ゲームの準備
- 8x8の盤を用意します。
- 黒と白の石を用意します。
- 盤の中央の4マスに、黒と白の石を交互に2つずつ置きます。
- 先手は黒、後手は白です。
4. プレイ手順
- 自分の色の石を、相手の石を挟める場所に置きます。
- 挟んだ相手の石をすべて自分の色にひっくり返します。
- 置ける場所がない場合は、パスとなり相手の手番になります。
- 盤がすべて埋まるか、両者とも置ける場所がなくなったらゲーム終了です。
5. ゲームの勝敗
- 石の数が多い方のプレイヤーが勝利です。
- 石の数が同じ場合は引き分けです。
リバーシ システム動作仕様
1. ゲームの状態管理
システムは、以下の情報を常に記憶します。
- 8x8の盤面の各マスが「黒の石」「白の石」「空」のいずれであるか。
- 現在の手番は黒か白か。
- 黒と白、それぞれの現在の石の数。
- ゲームの進行状況(プレイ中、パス発生、決着)。
- 現在の手番のプレイヤーが石を置けるすべてのマスと、その場合にひっくり返せる相手の石の情報のリスト。
- ヒントの表示レベル(ヒントなし、おけるばしょ、ぜんぶヒント)。
2. ゲームの初期化
ゲーム開始時、システムは以下の状態になります。
- 盤面の中央4マスに、黒と白の石を2つずつ交互に配置します。
- 他のマスはすべて「空」の状態です。
- 最初の手番は黒です。
- スコアは黒2点、白2点です。
- ゲームはプレイ中の状態です。
- ヒントの表示レベルは「ヒントなし」です。
3. プレイヤーの操作と状態遷移
プレイヤーが盤面のいずれかのマスを選択すると、システムは以下の処理を行います。
- 選択されたマスが、現在の手番のプレイヤーが石を置ける有効なマスであることを確認します。
- 条件を満たす場合、そのマスに現在の手番のプレイヤーの石を配置します。
- ルールに従い、挟まれた相手の石をすべて自分の色の石にひっくり返します。
- 盤面の状態を評価し、黒と白のスコアを更新します。
- 手番を相手プレイヤーに交代します。
- 交代後、新しい手番のプレイヤーが石を置ける有効なマスがあるか計算します。
4. ゲームの進行ルール
- パス:
- 手番が移ったプレイヤーに、石を置ける有効なマスが一つもない場合、手番は自動的に元のプレイヤーに戻ります(パスとなります)。
- ゲーム終了:
- 盤面のすべてのマスが石で埋まった場合、ゲームは終了します。
- 両プレイヤーともに、石を置ける有効なマスがなくなった場合、ゲームは終了します。
- 勝敗決定:
- ゲーム終了時に、より多くの石を持っているプレイヤーを勝者とします。同数の場合は引き分けです。
5. ヒント機能の操作
プレイヤーが「おしえて!」ボタンを押すたびに、ヒントの表示レベルが以下の順で切り替わります。
- 「ヒントなし」→「おけるばしょ」
- 「おけるばしょ」→「ぜんぶヒント」
- 「ぜんぶヒント」→「ヒントなし」
6. 不正な操作への対応
- プレイヤーが石を置けないマスを選択した場合、システムはその操作を無視し、ゲームの状態は一切変化しません。
- 駒がひっくり返るアニメーションの再生中は、プレイヤーは盤面への新たな操作を行うことはできません。システムは、この間の操作をすべて無視します。
7. ゲームの再初期化
プレイヤーが「はじめからやりなおす」ボタンを押した場合、システムはゲームの状態を「2. ゲームの初期化」で定義された状態にリセットします。ヒントの表示レベルも「ヒントなし」にリセットされます。
リバーシ システム表示仕様
1. 基本的な画面構成
ゲーム画面には、以下の要素が表示されます。
- 8x8のゲーム盤。
- 各プレイヤーの駒の絵と、現在の獲得数を示すスコアボード。
- 現在の手番を示すインジケーター。
- 盤面の下に配置されたコントロールボタンエリア。
- 「はじめからやりなおす」ボタン。
- 「おしえて!」ボタン(ヒント機能)。
- ゲームの状況(パスなど)を伝えるメッセージ表示エリア。
- ゲーム終了時に表示される結果モーダル。
2. ゲーム状態の視覚的表現
- 盤面は、緑色の格子状の正方形として表示されます。
- 各プレイヤーの駒は、それぞれ黒と白の円形で表現されます。
- スコアボードには、各プレイヤーの駒の絵と、獲得した駒の数が表示されます。
- スコアボードのうち、相手より獲得数が多いプレイヤーの数字は、赤色で強調表示されます。
- スコアボードの中央には、現在の手番のプレイヤーを示す「(駒の絵)のばん」というインジケーターが表示されます。
- 「はじめからやりなおす」ボタンと「おしえて!」ボタンは、テキストが2行になるように改行され、高さが揃えられます。
- 「おしえて!」ボタンは、ヒントレベルに応じて背景色とテキストが変化します。
- ヒントなし: グレー系の背景色。
- おけるばしょ: 青系の背景色。
- ぜんぶヒント: オレンジ系の背景色。
- スマートフォンなどで長押しした際に、OS標準のコピー&ペーストメニューが表示されないように設定されます。
3. プレイヤー操作へのフィードバック
- プレイヤーが有効なマスを選択し、相手の駒がひっくり返る際には、駒が一つずつ回転するようなアニメーションが再生されます。
4. ヒントの表示と操作
「おしえて!」ボタンで選択されたヒントレベルに応じて、盤面の表示と操作が変化します。
- ヒントなし:
- おけるばしょ:
- 現在のプレイヤーが駒を置けるすべての有効なマスに、半透明の円形のマークが表示されます。
- ぜんぶヒント:
- 有効なマスに、ひっくり返せる相手の駒の数が半透明の数字で表示されます。
- 操作:
- プレイヤーが有効なマスを1回タップ(クリック)すると、そのマスがピンク色の枠線で囲まれ、どの手のプレビュー中であるかが示されます。同時に、そのマスに置いた場合にひっくり返る相手の駒が置かれているマスが、明るいピンク色でハイライトされます。ひっくり返らない相手の駒が置かれているマスは、グレーアウトされます。自分の駒の色は変わりません。
- プレイヤーがハイライト表示中に同じマスをもう1回タップすると、その手が決定されます。
- ハイライト表示中に別の有効なマスをタップすると、ハイライト対象が新しいマスに切り替わります。
5. ゲームイベントの通知
- パス:
- いずれかのプレイヤーがパスした場合、「(パスしたプレイヤーの駒の絵)はパスしました」というメッセージが画面に表示されます。
- ゲーム終了:
- ゲームが決着すると、画面全体を覆う半透明のオーバーレイと、その中央にモーダルウィンドウが表示されます。
- モーダルには、勝敗結果(例: 「(勝者の駒の絵)の勝ち!」、「引き分け」)と、「もう一度プレイ」するためのボタンが表示されます。